おはこんばんにちは。タイコです。
この記事は、『中年期や人生を考える上での手助け』になります。
中年期は振り返り再起する時期
結論です。『中年期は今までの生き方を振り返り、後半の人生(どのように降っていくのか)を考える時期』です。
現代医学の進歩によって長生きできるようになりました。その恩恵を日々受けています。しかし、また別の側面からいえば、長く生きることによって、それ相応の悩みを抱える時代、とも言えるように思います。
実際、職業柄、様々な方の話を聴くわけですが、中年期の方の話を聴くことが多いわけです。
そして、その多くの人が、今までの人生がどうであったかを語られます。
つまり、人生の前半をどうやって生きてきたかを語られる訳です。
前半というのはどういうことかといいますと・・。健康寿命はさておき、大体男女とも80歳ぐらいまでが寿命になってきているようです。中年期は、その人生の半分、つまり、中間地点にいることになります。
人生はいわば太陽に似ており、【40代あたりまで昇り、中年期に南中高度に至り、その後は降っていく】とよくいわれます。
故に、この時期にもそれなりに問題が起こってきます。
例えば、【バリバリで働いていた人が、どうしてか分からないが、中年期になって急に仕事ができなくなってしまう】もしくは、【夫婦で子育てが終わって、夫や妻の事をよく知らずに生きてきたことに気づき(つまり、子育てという仲介が無くなって初めて相手の事を知る)、中年期になって離婚する】などのケースが発生する事があるようなのです。
新しい世界にはいってゆくのはいいが、今までの生き方とのつながりが急激に崩れせっかくそれまでに築きあげてきたものまで失ってしまうような人もある。ー(中略)ー人々は「若さ」に固執して中年になることをおそれ、大人になりそこなっているのではないか。そのようにしているうちに年齢は加わってゆき、大人になっていない中年者の悲劇を味わうことになるように思われる。
働きざかりの心理学 河合隼雄 氏
いつの間にか人々は、生きる事ばかりで、死ぬ事を考えられなくなってきているように思います。特に、人生を昇っている時にはそれを見逃してしまいやすくなります。生の裏には死という事実が一体としてあるにも関わらず。
あなたも、昇るばかりでなく、どのように降りていきたいのかについても考えてみるのはいかがでしょうか。
まとめ
まとめです。『中年期は今までの生き方を振り返り、後半の人生(どのように降っていくのか)を考える時期』という話です。
今日はここまでにします。ここまで読んでいただいてありがとうございました!!!!