おはこんばんにちは。タイコです。今回は、『自立と依存』というテーマで触れていきます。
この記事をみると、『自立を急がず、依存し過ぎなくなる(かも)』ように思います。
自立の裏に必ず依存がいる
結論をいうと、自立と依存のバランスが必要、という話です。
「自立しなさい」という言葉はよく聞かれるとは思います。しかし、「依存しなさい」という言葉はどうでしょう?
あるにしても、「自立しなさい」よりは、登場しないでしょう。
それは、依存というのは、忌み嫌われやすいからではないでしょうか。〇〇依存症といったような言葉ができるぐらいです。
依存するはいけない事なのでしょうか。確かに、自分で立てる方が、好まれやすいかもしれません。しかし、早すぎる自立は身を滅ぼす事になるようです。
自立と言ってもそれは依存のない事を意味しない。そもそも人間は誰かに依存せずに生きてゆく事などできないのだ。自立という事は、依存を排除する事ではなく、必要な依存を受け入れ、自分がどれほど依存しているかを自覚し、感謝している事ではなかろうか。依存を排して自立を急ぐ人は自立ではなく孤立になってしまう。
河合隼雄 こころの処方箋
以前述べましたが、人間は、【人の間】と書くように人や社会など何かしらと繋がって生きている存在です。
「依存するな」といったところで到底無理な話なのです。
河合氏が的確に述べられているように、依存の裏打ちに自立がなければ、本当の自立とはいえないようです(よくよく考えてみれば、自分で立っているつもりでも、地球の重力に依存しなければ、まともに立つ事ができませんね)。
では、自立をしないようにしたらいいのか、という話かといえばそうではありません。
わざわざ裏打ちと述べているように、依存にも度合いがあって、傾きすぎると、沼にハマったようになります。
どちらか一つで成り立つモノではない、と考えると良いと思われます。
まとめ
まとめです。『自立の裏には依存があって、そのバランスが大切』という話でした。
今回はここまでにします。ここまで読んでいただきありがとうございました!!!!