おはこんばんにちは。今回は『健康病』というテーマに触れます
これをみると、『健康に気を使いすぎなくなる』カモ
健康に万能薬はない
結論をいうと、『健康に縛られるのは、不健康なので程々がよい』となります。
そもそも健康病って何だと思いますか???
簡単にいうと、健康病とは、健康を気にしすぎて不健康な状態の事です。
ここ最近?ではないでしょうが、私たちの身の回りには、サプリメントなり何なり、健康を保つための工夫が凝らされてます。
医学の進歩によって長く生きられるようになった分、健康を考える時代になりました。できるだけ、健康寿命を引き伸ばしたいものです。
ただ、
健康を気にする分はよろしいんですが、それが健康を押し売りする程度にまでなってくると、話は別になってきます。
「タバコを吸わないようにしなければならない」「お酒は飲まないようにしなければならない」というのは、確かに身体にはいいのかもしれないですが、心の健康を蝕んでいく危険性を持っているんです。
そこに囚われてしまうんですね。
どうして囚われてしまうといけないのでしょうか。次のような例がありました。
Aは、健康第一の人です。糖質制限もするし、タバコも吸いません。週3回のペースでジムにいきます。段々とAは、「ふしだらな生活は、音楽活動に影響する」という事で、活動を共にする仲間(いわゆるバンドマン)に、健康第一を推し進めるようになります。ついには、『健康思考でない仲間は悪』とでもいうかの如く、食べ物は何を食べるのか指定するようになっていきます。
言わずもがなですが、この仲間はAから離れていき、疎遠となりました。
こういったように、囚われると、【それ以外あり得ない状態】になってしまうんです。
心が硬くなってしまうと、機転が効きにくくなってしまうんですよね。
結果、友人や仕事仲間を失う結果につながってしまいかねないんです。
健康病には、例のように伝染させたくなる特性があるように思います。
この一例からそんな事が言い切れるかといったら全ての人に当てはまるわけではないでしょう。その点よくわかっていて、健康との向き合い方が上手い人も、もちろんいらっしゃると思います。
しかし、健康病はやはり案外怖いもののようです。
ともかく「健康第一」で、その事にひたすらかかずらわり、他のことは無視してしまう。それから生じる近所迷惑などお構いなし、という点で「ほとんど病気」の状態であるが、本人はそれに無自覚である場合のことを言う。ーーー(中略)ーーー健康第一にしがみついていても、何となく不安なので、どうしても仲間をつくり、しがみつく相手を増やしたいのである。ーーー(中略)ーーー豊かな人生を送れるはずを、健康というただひとつのことに縛られてしまうことの精神の貧しさを指摘したいのである。
こころの処方箋 河合隼雄
今のところ、人間は確実に死にます。そして、いつ死ぬのか誰にも予想できません。
一体何が健康で不健康なのか問い直す必要があるように思います。
ただ一ついえるのは、健康に縛られる事は心には必ずしも健康とはいえなそうです。
まとめ
まとめです。『健康思考は程々にして不健康を防ごう』という話です。
今日はここまでにします。ここまで読んでいただいてありがとうございました!!!!