おはこんばんにちは。タイコです。
「成功するにはどうしたらいいだろうか」
「成功」がお金なのか、名誉なのか、愛なのか・・・多種多少にありますが、「成功」を願う方は多いのではないでしょうか。しかし、そんなに簡単に成就すれば楽じゃなく、叶わない人が大多数なのも事実。ただ、成功というのは全くの偶然ではなく、手繰り寄せる事が可能だと思います。
この記事では、『心理学×ブルーロックを掛け合わせ、「成功」を手繰り寄せる3つの秘訣』を紹介していきます。
「目標に向かって悩んでいる人」の助けになれば幸いです。
成功への方程式を描く
心理学は、「心を科学する学問」です。言い換えれば、数値化する学問です(とはいうものの、数値ではないものも大切とするのですが)。つまりは、多くの人がどういった心の現象を持っているのか(馬鹿にされたら怒る人が多いのはどうしてか・・・とか)を研究していく学問です。
科学で重要なのは「何回やっても狙った結果が生まれる」という事です。それには、信頼性と妥当性が確保されていなければなりません。
なんだそれ?って感じだと思いますので、ダーツに例えてみます。
例えば、野球で、ストライクゾーンを狙いたい。三投して同じところに投げれてもゾーンから外れていれば「信頼性は高くても妥当性は低い」です。一方で、ゾーン内に入っていたとしても一投しかゾーンに入っていなければ「妥当性はあっても信頼性は低い」です。
これを、ブルーロックの世界(「ゴールに入れるためには自分の方程式が必要だ」)に絡めてみます。
ブルーロックは、世界一のストライカーを目指すまでの道のりを描いたサッカーの漫画です。世界一を目指すまでに自分の特技などを知る中で、潔世一(主人公)は、一つの結論に達します。
「ゴールを確実に決める(成功する)為には自分の方程式が必要だ」と。
すなわち、「自分が今まで上手くいった出来事は、この妥当性と信頼性を整えれば、いつでも再現可能」という事です。つまりは、「成功は手繰り寄せる事ができる」という事です。
そのためには、「自分なりの方程式を知っておく」必要があります。
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心の現象を知る
私たち人間の「成功」は人との間で生まれます。つまり、心について知る事は、成功に近づきます。心についての視点が加わると「成功」の方程式が整ってくる可能性が高まるように思うので、心の現象について潜ってみましょう。
1)知らぬ間に2つの思考を使い分けている
人は何かしら考えて言動を行います。その「思考」も心の現象です。人の思考には、「瞬時に決定を導き出す直感」と「情報を集めてじっくり検討する熟考」の2種類が想定されています。
これを二重過程理論といいます。これら2つには以下の違いがあります。
直感(ヒューリスティック) | 熟考(システマティック) |
瞬時に決定を導き出す意思決定 狭い視野で一瞬で決断を出せる 誤った結論に至りやすい 損失が出やすい | 情報を集めてじっくり検討する意思決定 広い視野で時間が掛かる 正当な結論に至りやすい 損失が出にくい |
私たちは、「この2つの思考をうまく使い分けて生きている」わけです。
当然ながら、どこでどのように使っているのかはその人それぞれで異なります。興味がないものには人間は心が向きません。つまりは、この思考(すなわち、時間や労力)の使い方を知る事が、自分の方程式を完成させるための大きなピースになるのです。
⬇︎著者は、ノーベル経済学賞受賞者との共著も含めてバーケティング学術雑誌に論文を多数掲載⬇︎
2)人は記憶に残っているモノを選択しやすい
2つの思考を使い分けるといっても一長一短あり、どちらが良いとはいえません。
しかし、基本的に人は、「直感」を使って物事を決めています。というのも、決断するたびに時間をかけていられないからです。
ここで、2つの思考の共通点が浮かび上がってきます。すなわち、「どちらも記憶を利用する点」です。
私たちは、今まで経験した事があるものを好みます。これは言い換えれば、身近に感じるもの・・自分と距離が近いものを信頼する習性があります。
要するに、見た事ある、聞いた事ある、嗅いだ事ある、触った事がある等、より馴染みがあるものを選択しやすいのです。
これを「利用可能性ヒューリスティック」といいます。
この記憶というのは、大なり小なりありますが、覚えようと思っているのとは関係なく飛び込んできたもの(刷り込まれているもの)も含みます。だから、CMや広告というのがこんなにも商業的に活用されているのです。いつの間にやら選ばされていると思うと怖いですが、こういうのが企業努力というものなのでしょう。
先に挙げた通り、基本的に人は「直感」を使って物事を進めます。「直感」というのは即座に判断できる一方で、情報量がグッと狭まります。
この限られた情報量の中に記憶がもちろん含まれます。良質な情報が含まれる程、好判断が生まれます。つまりは、「成功に近づくためには、良質な経験値を積んでおく事が必要」なのです。言い換えれば、「日頃の言動」が肝心になってきます。
その時になってからしか物事が分からないのも事実です。未来の事は誰にも分かりません。が、人間の習性を含めると、「成功は日頃の言動(経験)に大きく左右される」とも言えそうです。
つまり、「良質な経験を積み重ねておく事は、成功を手繰り寄せる=成功の方程式を作る事」なのです。
少なからず、その時その場でしか分からない、だけでは成功を手繰り寄せる事は出来ません。
では、”良質な経験値って何だろう”って話になってきますが、一つは、書籍が挙がります。具体的に以下の内容で満足できるものは自分にとって良質な経験値を与えてくれる書籍だと思います。
- タイトルを見る
- 書いた人の経歴を見る
- 目次を見て自分の興味があるページを見る
- (小学生でも分かるような文章で)スッと頭に入ってくる内容かどうか、読みたいと思うかどうかを見る。
難しい内容を難しい言葉や文章でしか伝えられないのは、発信者がよく分かっていない可能性が高いです(とは言っても、論文など時と場合によっては専門用語が必要な場合があるのは言うまでもありませんが)。
If you can’t explain it to a six year old, you don’t understand it yourself.
- Albert Einstein(アインシュタイン) -
英語の名言・格言【アインシュタイン】 より
6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない。
良質な経験値なのかどうか見極める大きな物差しは、「初心者(小学生)でも分かるモノかどうか」でしょう。
3)「頑張る」「耐える」の中毒性によって成功から遠ざかっている〜サンクコスト効果〜
世の中には、ただ「頑張れ」という人がいます。「耐えろ」と。しかし、むしろ「頑張る」事が、負の符号を担う事すらあります。
体験的学習の積み上げにより意図せずに新戦略を発見しビジネスに活用することができても、その成功をつくった戦略の核となる要素を特定しなければ、いつまでも偶然の発見に頼らざるを得ません。かつて日本軍が二五の島すべてに舞台を駐留させたように、戦略なき全面展開を繰り返すことにもつながります。
鈴木博毅 「超」入門失敗の本質 P 59より引用
要するに、「数打ちゃ当たる。やってみたら当たった。だから次も同じ方法でやろう。」では、「長い目で見た成功には程遠い」わけです。
ブルーロックの指南役(?)である絵心甚八は、「再現性を高めろ」といった内容を言っていますが、いわば「成功は科学できる」と言っているように思えます。
これを聞いてもやはり、「努力」が必要な時もありますが、「再現性」を高める為に大切なのは、「信頼性と妥当性」でしょう。
実は、この「頑張る」というのも心の現象が関わっています。すなわち、「損する事が分かっていても今までやっていた事がやめられない現象」です。
これを「サンクコスト効果」と言います。
投資やギャンブルにもこれが関わっているぐらい中毒性があります。
そのような渦中にあるかもしれない可能性を浮かべ、実際に自分はやるべき事をできているのか方向性を見直す事。これは、「成功」への鍵になります。
ブルーロックの主人公 潔世一が、幾度となく、自身の勝利へのピースを適応によって書き換える事によって勝利を収めている事は、まさに「変化を恐れていない」からです。
今までやっていた事を変えるのは恐怖が付き纏いますが、「変化を恐れない姿勢」が成功には欠かせないピースでしょう。
まとめ
今回は、「心理学×ブルーロックを掛け合わせ、「成功」を手繰り寄せる3つの秘訣」について触れていきました。
現在もアニメが進行中のブルーロック。海外勢との熱い戦いからさらなる成功の秘訣が見えてくるでしょう。
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以下の記事には、サマータイムレンダから心理学的な知見(主にシャドウについて)を交えていますので、「心について知見を広げたい方」はこちらもどうぞ。
今日はここまでにします。ここまで読んでいただいてありがとうございました!!!!